『農業1年生の夢はアボカドの有機栽培』
昨年の9月にとくしま有機農業サポートセンターで半年間勉強し、4月から農業を始めました。以前から興味があり、他との差別化を図りたいと有機栽培に取り組んでいます。野菜は完全無農薬ですが、農業1年生なので、虫もたくさん付き、草も生えて大変でした。今年は天候も不順で大変な時にスタートしました。
野菜はベビーリーフやレタス、オクラを生産しています。生物多様性のオレンジのシールを貼ると目立つので、名前を覚えていただけてありがたいと思っています。そして、有機栽培について、もっと消費者の皆さんに知っていただきたいと実感しました。(ところが環境保全型の特設売場コーナーが新たにでき、いつもの場所からそちらに移されて、売れ残ってしまったということもありました。味を覚えてくださったなじみのお客さまが、場所が分からなくなったのではと思います。)
農作物に影響を及ぼす害虫の駆除が天敵を利用してできるようにカマキリやカエルなどを増やしたいと考えています。そのために農薬を使わず、お酢や納豆菌を使って栽培しています。野菜は少量多品目で様子を見ています。いろいろチャレンジした上で、栽培品目を絞っていきたいと思っています。
初期投資も多くなかなか厳しい世界ですが、楽しいことも多いですね。商品が完売すると、目に見えるかたちで達成感が湧いてきます。高校時代の友人が、店頭で私の名前が付いた野菜を見つけて電話をくれることもあります。
今後の目標は特別栽培の認証を取得することです。また「徳島かんきつアカデミー」にも勉強に出かけていますが、アボカドの栽培もしてみたいと考えています。近々、ハウスの建設に取り組む予定です。